霞弓道部 場所 練習 射法八節 弓道用語 その他


霞弓道部



広島大学医学部・歯学部・薬学部弓道部(通称「霞弓道部」)は、広島市の中心街から2〜3km、比治山の南東側に位置する広島大学霞キャンパスを拠点に活動している、現役部員50名程度 の比較的大所帯のクラブです。医学科・歯学部生は5年生の夏、保健・薬科生は3年生の夏に引退することが多いです。いつ頃創設されたかは不明ですが、歴史はずいぶんと古いです。霞キャンパスの隅っこにある「霞弓道場」で日夜大会に向けて弓道の技を磨いています。部員は医学部医学科、保健学科、歯学部歯学科、歯学部口腔健康科学科、薬学部の学生によって構成されています。現役部員の他にも在学OBの方々や卒業された先輩方がときどき弓を引きに、あるいは単におしゃべりをしに霞弓道場を訪れることも多いです。以前は出田要先生(弓道教士七段)を師範としていましたが、現在では桑原先生を師範として、週に一度指導していただいています。










場所






練習

[公式練習]
週3回、土曜日は原則全員参加の公式練習日となっております。平日は17時から、土曜日は10時からとなっています。

[5時練]
平日の5時から7時までは毎日、公式練習に準じて、立ちを組んだ練習が行われています(公式練と合わせて週3回以上来ることが推奨されている)。それ以外の時間や日祝日は自主練で、袴を着る必要はありません。

[7時練]
5時練の後の7時〜9時までの練習です。この練習では立ちは組まず、袴を着る必要もありません。各々のペースで弓を引きます。近隣の住宅への影響を考慮して、道場は夜9時に閉めることになっています。

[強練]
大会の直前には2〜3日間ほど強練を行うこともあります(土日、祝日または、平日の7時など)。

[*一年生の練習]
一年生は始めのうちは月・水曜日の5時〜7時と土曜日の午前中が練習日となっています。補講などで間に合わない場合は途中からでも構いません。またこれら以外でも練習したいときは先輩が指導しに来てくれます。

[オフ]
授業のない期間、つまり夏休みや春休みなどの長期休暇の間は基本的にオフとなっています。 休み期間中でも、午後4時頃などは、たいてい誰かがいて練習しています。道場に旅行のおみやげなどを持ってきてくれる人も多く、しばしば道場は談笑の場となります。

[お金に関して]
部活動にはお金がつき物。部費は年間で約1万円、道具代はすべてレンタルで済ませることも可能ですが、ほぼ全員が3万円〜4万円ほどかけて矢や袴といった練習道具をそろえることになります。

[一年生の指導]
西医体やオールデンタル等にむけて4月から8月はじめまで、主に2年生からの指導が行われます。新入部員は2年生の指示に従い、弓道を行うために必要なことを学んでもらいます。夏の大会までに矢を射ることができるよう、先輩達が段階を踏んでしっかりと教えてくれます。



霞弓道部の方針とでも言いましょう。

『澄まし』の意味する所ですが、簡単に言ってしまうと"心を澄ます"、つまり純粋な心にすることです。そして『澄まし』には『前の澄まし』、『中の澄まし』、『後の澄まし』があります。

『前の澄まし』は射法八節を行う前の澄ましです。試合の時、控えで座って目を閉じている人がいますが、この人は澄ましをとっているのです。行射の間だけ集中していれば十分なのですが、人間はそう簡単に心を弓だけに集中できません。普通の人は試合前に騒げば余韻が残るものです。控えで澄ましをとるだけで試合中の雑念(煩悩とも)や緊張は少なくなると思います。

『中の澄まし』は試合に限らず、弓を引く際には常に行わなければならない澄ましです。弓道ではなく弓術の問題です。本座から射位に進む前、執弓の姿勢か ら澄ましをとって、まず自分が的の正面に傾かずに立っているかを確かめます。そして射法八節の一節、一節を行う前には『澄まし』をとって自分が何をしようとしているのか、どういう体勢にあるのかを確かめるのです。更に言うと、弓を引くという行為は澄ましの連続です。引き分けの最中も"心を澄まし"て、左右 の肘を感じます。引き分けに澄ましの気持ちがないと、いわゆる「雑な引き分け」になります。ここで念のための注意ですが、『澄まし』とは止まることではありません。大三をとる時に澄ましをとるよう言われることが多いと思います。これは正面打ち起こしの場合、打ち起こしから大三への動作で最も姿勢を崩し易い ためです。大三をとるのが苦しいから少し休憩をしなさいという意味ではありません。『中の澄まし』は大切で すから、意識して下さい。

『後の澄まし』。詳しくは知りませんが、残身を語っていることが多いように見受けられます。 確かに離れの後、澄ましがなければ自分が先程の射で行ったことを誤解する事があります。

以上で述べた澄ましは哲学的な弓道論ではなく、実践的な手段です。誰でも出来る簡単な事です。これを読んで澄ましをとっていただければ幸いです。

出田先生によると霞弓道部では、特に弓構え、打起し、大三をとるときに澄ましをとるように指導してきたそうです。


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